2026-10-11
捨て札が10枚たまった試合ほど、勝てていなかった ― AIリメンバー・ミーの逆説
10月16日に出るハイペリアシティで、「リメンバー・ミー」のカードがまとめて入ります。自分の山札を自分で捨て札に送って、捨て札が10枚を超えたところから札が一斉に強くなるという、見たことのない仕掛けです。
60枚のうち50枚が新カード。ほぼ新弾だけで組んだこのデッキを、早回し100試合と、配信で人間と同じ速さで20試合回しました。
そして、思っていたのと逆の結果が出ました。
掘れた試合のほうが、勝てていない
配信の20試合のうち、捨て札10枚に届いたのは13試合。届いたのは自分の8手番目(中央値)でした。
届いた試合の勝率が38%、届かなかった試合が57%。
逆です。エンジンが回った試合のほうが、負けています。
からくりが分かると納得します。掘れたから勝つのではなく、試合が長くなったから掘れたんです。速い相手には、10枚に届く前に勝負がついています。
つまりこの38%という数字は「エンジンが弱い」のではなく、「長くなった試合はそもそも分が悪い」と読むのが正しいと思います。
数字は3つ並べて読んでください
ひとつだけ出すと誤解になるので、測ったものを全部出します。
日本一決定戦2026の入賞デッキ57本相手・早回し100試合 … 47.6%
発売後の想定環境(相手も新弾を持つ)… 46.3%
神戸チャレンジTOP8の環境 … 45.5%
どこで測っても五分の少し下でした。ガーゴイルの73〜75%とは別物です。

正直に書くと、新カードを主役にして組むのは厳しそうです。60枚のうち50枚を新弾で固めた形なので、無理もないところはあります。
配信で人間と同じ速さ(両者とも3手番先まで読む設定)で回した20試合は、9勝11敗でした。
何をして勝つのか
削る札と、削った数で強くなる札の2種類でできています。
削るのは、《ヘクター・リヴェラ - 街角の音楽家》(1枚)、《リヴェラ家の写真》(1インクで2枚)、《ヘクター・リヴェラ - 世界に届いた歌》のクエスト(2枚)。
受け皿は、捨て札10枚以上で起きる札たちです。《ダンテ - かわいい変わり者》+1ロア、《ダンテ - 忠実なアレブリヘ》+2ロア、《ペピータ - イメルダの右腕》が+2強さと+2ロア、《死者の国 - マリーゴールドの橋》+2ロア、《Everyone Knows Juanita》が3枚引く。
《ママ・ココ - 公園へお出かけ》は、落とすたびにロアが増えます。削ることそのものが得点になる唯一の札です。
変身の組が3つあるのも特徴です。ペピータ(ネコちゃん・鋭い瞳のアレブリヘ→イメルダの右腕)、ダンテ(元気なノラ犬→忠実なアレブリヘ)、ヘクター(街角の音楽家→世界に届いた歌)。
苦手な相手
配信の20試合で、アンバー/スティール(アンステ)に0勝3敗。点数は10対20、9対20、9対21で、最後まで後ろを走りました。
理由ははっきりしていて、1〜3コストの小さい体が歌の除去で落ちるからです。削る札も受け皿も軽いので、盤面ごと消されるとエンジンが立ちません。
ルビー/サファイアのランプにも1勝4敗。ただこちらは18対21、16対20、17対20と、競り負けです。

逆に、ロイヤルドッグには5勝2敗と相性が良かったです。ただし早回しでは逆の傾向が出ていて、どちらが本当かはまだ分かりません。試合数が少なすぎます。
17時14分のドッグ戦は、12点差をひっくり返して20対16。両者合わせて22手番(それぞれ11ターン)の長い試合でした。
伸びしろはあります
最初に戻ります。掘れた試合が38%、掘れなかった試合が57%。
これは、捨て札をためる部分に割いている枚数が、その分の仕事をしていないということです。掘るための札を減らして、その分を速い相手に間に合う札に入れ替えれば、まだ上がる余地があります。
数字が悪かったのではなく、どこを直せばいいかが分かった回でした。
発売は10月16日。この形がそのまま正解だとは思っていませんが、「捨て札10枚」にどう速く届かせるかがこのテーマの勝負だということは、たぶん変わりません。
60枚
18種60枚。コストは1が12枚、2が8枚、3が17枚、4が11枚、5が7枚、6が5枚。インクに置けない札は7枚(エルネスト4・Juanita3)。
このうち10月16日発売の新カードが50枚。既存は《マイロ・サッチ - 勇気ある探検家》《乱闘》《FRIENDS ON THE OTHER SIDE》の10枚だけです。
下が60枚です。この画像は、そのままデッキ登録に使えます。保存してデッキの取り込みに読ませると、18種60枚がそのまま入ります。

実際に動いているところ
この60枚は、10月10日の11時から18時まで、姫ちゃんの配信で回していたものです。
これからも、発売前の新しいデッキを順番に回して記事にしていきます。気になる型があったら教えてください。
⚠️ **AI同士の対戦結果で、人が握った実戦の記録ではありません。**このシミュレータは、アグロ寄りのデッキを強めに、コンボを弱めに出す癖があります。**このデッキはまさにそのコンボ側なので、実際より低く出ている可能性があります。**対戦相手にしたのは日本一決定戦2026の入賞デッキですが、**記事では選手名を出していません**(型名だけにしています)。配信の20試合は数が少ないので、対面別の勝敗はゆれます。
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